目標は大きい方がいいのか?

 目標は大きい方が良いという説がある。大きな成果が達成された時の、夢のような世界を思い浮かべると、モチベーションがあがる。
 大きな目標を描けることは、その人の能力が高い証拠だと言うひともいる。
 しかし、それは達成される可能性が低く、達成されるとしても、長い年月がかかるだろうから、途中で挫折して、あきらめる可能性が高くなるだろう。

 一方で、目標は、ちょと頑張れば達成できるくらいが良いという説もある。一つクリアして小さな満足を得てから、さらにちょっと上の目標を設定するというものだ。
 こちらの方が、大きな挫折を避けることができるので、無理なく成長できそうだ。
 いつくかの達成のステップの先に、大きな夢を思い描くこともできる。

 こうやって考えていくと、目標は小さい方が良いように思われる。

 でも、ちょっと違う気もする。これはやっぱり性格によって、向き不向きがあるのかもしれない。

 小さな目標だと、モチベーションが上がらないという人もいるだろう。
 緻密に計画を立てた時に、そのあまりにも長い道のりにゲンナリして、やる気が無くなってしまうタイプだ。
 そういう人は、大きな夢を思い描いて、無謀に、最初からフルスロットルで加速していくのもアリかもしれない。すべての知力・体力・資金をはじめからつぎ込んで、上手くいかなかった時のことなど考えずに突き進むのだ。
 そのスピード感が人目をひくなどして功を奏して、結果的に奇跡の大成功をおさめるのかもしれない。
 そういう人の中には、たとえ失敗してどん底に落ちても、そこから立ち上がってまた加速できる人もいるだろう。そいうして、「失敗は成功の元」という迷信を強化するのだろう。

 直観的には、「大成功をおさめる人」「中成功をおさめる人」「小成功をおさめる人」「挫折する人」の割合は、次のような比率になるように思う。

 大きな目標を夢見る人
  2:2:1:5
 
 小さな目標をひとつづつクリアする人
  1:3:5:1