2017-09-25 深夜 1990~1999(20代) 詩(暗示度:小) 深夜になると、人はいなくなり 街は広々している。 ぼく以外に誰もいない世界に来たようだ。 アーケードにも、公園にも誰もいない。 ジブリ美術館には、 ラピュタの兵士がとり残されている。 宇宙の果ての事を考えてしまう。 地球規模の映像をイメージしてしまう。 草花はひとつひとつ 妖精の仮の姿だと思えてしまう。 木々の中の空が、 文様にふち取られた鏡のように 深々としている。