片根伊六 帳

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ストレスを食べる (詩)

            むかしあるとこに、ストレスを食べて生きている者がいました。

彼は、普通の人間の致死量になるような強いストレスを食べても、なんともありませんでした。 むしろ、おいしいおいしいと言って、強力なものを好んで食べました。 自分の生まれた村のストレスを食べつくしてしまうと、おいしいストレスを求めて、大きな町へ移り住みました。 やがて、その町でも物足りなくなると、とうとう外国へも渡るようになりました。 ちょうどグローバル化が始まったころでしたので、思う存分、世界中のストレスを食べ尽くすことができました。 彼は夜空を見上げて言ったそうです。 「宇宙に行けば、もっと強力なやつがあるかなぁ」