文体練習

片根伊六(かたねいろく)による、詩、物語、小説、エッセイなどを掲載しています。

幸福感が多いほど子孫をたくさん残せる?  (幸福論と進化論)

            人は「幸福感」をより多く感じたいという特性を持っていると思います。

進化論的には、人が「幸福感」という感覚を持っていることは、どのような意味がるのでしょうか?

「幸福感」が少ないほど、子孫を残す可能性が低くなるということは、間違いなさそうです。 子供を産む前に自殺すると、子孫は残せません。

「幸福感」をより多く感じた方が、多くの子孫を残すことが出来るということも言えそうです。

速く走れたり、高く飛べたりして嬉しいのは、運動能力が高いほど子孫を残せる可能性が高いからではないでしょうか。 問題が解けて嬉しいのは、問題解決能力が高いほど子孫を残せる可能性が高いからではないでしょうか。 恋人が出来て嬉しいのは、もちろん、結婚して子孫を残せる可能性が高いからだと思います。 貯金が増えて嬉しいのは、家族をやしなって、子孫を増やせる可能性が高くなるからでしょう。 他の人に「幸福感」を与えることが出来て嬉しいのは、集団の中で自分の子孫を大事にしてもらえる可能性が高いからかもしれません。

つまり、「幸福感」が感じられる事柄は、進化論的に有利な理由があるのだと思います。 アドレナリン、ドーパミンセロトニンが意味もなく無駄に出されるようにはなっていないと思いますので。

また、運悪く「幸福感」を感じられない環境にある場合でも、ストレス耐性や、前向きに考えられる能力が高ければ、子孫を残せる可能性は高まるのだと思います。