片根伊六 帳

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光の柱

            光の柱は

そのためにあるのかもしれなかった

ハドリアヌスがしたように 僕も 柱の中に 立ってみた

そして ハドリアヌスがしたように 裸になった

黄ばんだヘインズと 破れた501は きれいにたたんで 祭壇にのせた

すり切れたアジダスは 柱の外に 揃えた

目を閉じると 白い暗闇に包まれた

方向感覚がなくなり 球体が 僕を中心にして まわり始めた    

『Booy Trap/1998.1』