高杉晋作さんが、「人の値段はせいぜい三〇円くらいだ」というようなことを言っていたらしい。<!--more-->(苦と楽を差し引きすれば浮き世の直わずか三銭) 長生きしようと、短命だろうと、プラスとマイナスを集計すると、けっきょくわずかにプラスで人生は終わるんじゃないか…、という意味らしい。
王様だろうと奴隷だろうと、億万長者だろうとホームレスだろうと、東大卒だろうと中卒だろうと、有名人も無名の人も、誰だろうと…、「すべて人類は」「ナンピトも」「等しくみな」、けっきょく三〇円くらいで人生の帳尻が合うのだとしたら…… 人生=「幸福」―「不幸」=三〇円
この方程式が証明されるとしたら……
E=mc²級かもしれない……