「谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方」カテゴリーアーカイブ

谷川俊太郎さんの詩を引用させて頂いて、そこから学べる効果的な文章の書き方を解説します。

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (19) 事実を書くときは時間をおく

その日から三十年余が過ぎた
別れたひとはもうこの世にいない
哀しみにくるまれていた歓びの思い出 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (19) 事実を書くときは時間をおく

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (18) 第一発見者だと主張

私は羊歯の葉に指先を触れたまま、ぎこちなくあせって下半身の衣服を脱いだ。裸の尻が落葉に接するや否や、羊歯と私を結ぶ感覚の流れは、めまいを感じさせるような速さにたかまった。 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (18) 第一発見者だと主張

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (17) 少ない語彙

 慣用句や常套句を知らない子供が、少ない語彙を使ってなんとかして伝えようとする時に、かえってそのものズバリを言い当てるような、鋭くて新鮮な言葉が出てくることがあると思います。 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (17) 少ない語彙

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (16) 「僕」=作者と思われたくない時

何もないところに
忽然と立っている
ひとりの女とひとりの男
そこからすべては始まる 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (16) 「僕」=作者と思われたくない時

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (15) 冷たい観察

かたすみに
そのおとこは
たっている
てらてらと
あかびかりする
ぶかぶかのがいとう
そのしたに
かさねられた
なんまいものしゃつ 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (15) 冷たい観察

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (14) 隠喩(いんゆ)のたねを最後に明かす

そしてあなたは自分でも気づかずに
あなたの魂のいちばんおいしいところを
私にくれた 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (14) 隠喩(いんゆ)のたねを最後に明かす

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (13) ひらがなの不思議

はなびらはさわるとひんやりしめっている
いろがなかからしみだしてくるみたい
はなをのぞきこむとふかいたにのようだ 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (13) ひらがなの不思議

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (12) 短いけど長大な物語

摘んでから兵士は
その花の名を知らぬことに気づいた
くににいる女への手紙にその花をはさみ
名を教えてほしいと書いた 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (12) 短いけど長大な物語

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (10) 彫刻のような詩

男は水平線を背にして
瓦礫を踏んで裸で立っている
落ち着いた面持ちだ何も持っていない 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (10) 彫刻のような詩

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (9) 不完全な言葉

一瞬と歴史と永遠をごったまぜに
青空の深みで金属が若い体を引き裂いた
人を殺すために作られた重い機械が 続きを読む 谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (9) 不完全な言葉